もうひとつ、教授が担っている重要な役割があります。それは、2001年に複数の国際機関の協力のもと国連の支援を受けて設立された「グローバルカーボンプロジェクト(GCP)」の議長を務めることです。
GCPでは、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスが、海洋や森林、湿地などの自然環境からどれだけ発生しているのか、また人間の活動からどれだけ出ているのかを、世界中の研究者が協力してまとめています。こうして地球全体の状況を把握しながら、発生源の正確な特定と、排出の削減に取り組んでいます。GCPで得られた知見は、これまで多くの国や企業、機関などが温室効果ガス排出量削減を進める大切な土台になってきました。