③人間が何も進められなかったこと
人類がこれまでに貧困撲滅に成功したことは一度もありません。1948年に国連で世界人権宣言が採択されましたが、その際になされた多くの約束がこれまで守られてきませんでした。
今日、SDGs(持続可能な開発目標)では17の目標が掲げられていますが、その中身は、どれも70年以上前の世界人権宣言に含まれているものだとムナシンゲさんはいいます。私たちはそれから今に至るまで何も進めてこられなかったということになります。
一言でいえば「世界は持続可能でなかった」ということで、それが一番の課題だとムナシンゲさんは考えています。ムナシンゲさんはこうした問題を克服するための方法としてサステノミクスを考え出したのです。