社会が目指すべき道
レゲット博士は、経済のあり方を見直す必要があると言います。これまでの経済成長には、地球を壊しかねない活動も含まれていました。それをそのまま「よい成長」と考えるのは問題だ、というのです。私たちは、経済はずっと成長し続けるものだと考えがちです。けれども、もし地球の気候が取り返しのつかないことになれば、これまでに築いてきた豊かさは、あっという間に失われてしまいます。
だからこそ社会が目指すべきなのは、気候変動に立ち向かう力を育てることです。グリーンエネルギーを使うこと、温室効果ガスを減らすことなど、新しい形での豊かさを作る仕組みが必要になります。これまでのような経済成長を目指すやり方とは違うかもしれません。しかし、地球の環境と人の暮らしの両方を守りながら、「本当の豊かさ」を生み出す取り組みは、必ず社会の中で広がっていく。レゲット博士はそう考えています。