1. 自らの研究へのかっとう

化石収集好きの少年

レゲットさんは、1954年3月にイギリス南部の街、ヘースティングスのこうがいで生まれました。家族は、両親と2歳年下の妹の4人です。

両親は自然が大好きで、休みになると家族でスコットランドまで旅行に行き、ユースホステルにまったり、キャンプをしたり、山に登ったりして楽しみました。そのえいきょうでレゲットさんはいろいろなスポーツを楽しむ活発な少年になりました。

幼いころからサッカーが大好き

幼いころからサッカーが大好き

釣りも大好きでしたが、一番夢中になったのは化石や岩石を集めることでした。このことはレゲットさんが科学に興味をもつきっかけとなりました。化石への強い興味が後に大学や大学院で地質学を学ぶことにつながり、さらに地球の歴史への深い関心がその後の気候変動に関わる仕事につながっていったのです。

大学での研究

レゲットさんは16歳で中学校を卒業して、地元の教育カレッジに進み、植物学、動物学、地理学を学びました。元々は勉強があまり得意ではありませんでしたが、やがて植物学と動物学でゆうしゅうな成績を収め、ウェールズ大学に進学しました。

その後オックスフォード大学大学院に合格すると、古代の海洋についての研究を始めます。スコットランドの南部にかつて古代北アメリカと古代ヨーロッパの間にあった海洋のたいせきぶつがあり、そこの岩石を調べました。

研究を指導してくれたスチュアート・マッケロー博士は熱心な地質学者で、学生のことをよく考えてくれる先生でした。レゲットさんは、あるフィールドワークの最中にマッケロー博士から言われた言葉を今も覚えています。「君は今まで見てきた中で一番優秀な学生ではない。でも君は一番しっかりしている。」レゲットさんはこの言葉がとてもうれしかったそうです。

3年間学んだ後、レゲットさんは地球科学の博士号を取得しました。

王立鉱山学校をやめるまで

大学院の卒業が近づいたある日、24歳のレゲットさんはインペリアル・カレッジにある王立鉱山学校の講師しゅうの広告をぐうぜん見つけました。合格は難しいと言われましたが、応募したところ、講師として採用されたのです。研究を続けたかったレゲットさんにとって、これは大きなチャンスでした。

王立鉱山学校では、講師として「層序学(そうじょがく)」という地層を調査して地球の歴史を研究する学問を教えながら、シェール層たいせきぶつ、特に石油に関する研究を行いました。この研究は大手石油会社からのえんを受けていました。

しかしレゲット博士はしだいになやむようになります。学生には石油や石炭などがかんきょう問題の原因であることを教えているのに、自分は石油会社の役に立つ研究をしていたからです。

迷った末に、レゲット博士は講師の仕事も研究も辞める決断をしました。1989年、35歳のときのことでした。

2. グリーンエネルギーのさき

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ジェレミー・レゲット博士

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