2. 建築学から生態経済学(エコロジー経済学)へ
建築を通じて広がる視野
コスタンザさんによれば、建築とは単に建物のデザインや構造を考えるだけの営みではありません。建物が建つ土地や周りの環境、それらに影響を与える経済活動を含む、大きなシステムの一部として建物を考える必要があるのです。
建築学の学びを通じて、コスタンザさんはシステム全体を見渡す視点を養いました。それに加えて、建築だけでなく水文学や気象学、経済学など様々な学問分野を専門的に学んだことは、後に生態経済学の研究を行う上で重要な基盤となりました。