指導者のかたへ

「ブループラネット賞ものがたり」は、環境学習にも広くご利用いただきたいという思いから、ひとつの「ものがたり」に対して「学習の手引き」「参考情報」そしてこの「指導される方へ」という、三つの「環境学習補助コンテンツ」を用意しています。
このページでは、指導される方が教材として利用することを想定し、指導の助けになるような情報を掲載しています。
学校での環境学習の授業や、お子さまの自主学習などに、ぜひお役立てください。

<対象:学校の先生、保護者など、教育指導にあたるかた>


指導に向けたものがたりの再確認

グハ=サピールさんは、世界中の大規模災害に関するデータベース「EM-DAT(Emergency Events Database)」を創設しました。そのデータは、多くの国際機関、各国政府で、気候災害などの防災・減災に取組む人々に活用されています。
災害に対処するには正確なデータが不可欠であると実感したことが、グハ=サピールさんがEM-DATを創設したきっかけでした。子どもたちに指導する場合も、まず災害について正確なデータに触れることから始めるよう、すすめるとよいでしょう。


指導方法の例

指導に用いる適切な教材が見当たらない場合は、以下を参考にしてください。

災害に立ち向かう方法を考える

まず災害について調べ、その後、自分が何をできるのかを考えてもらうのがねらいです。

① 自分の国や地域で実際に起こった災害について調べ、発表します。
  • 例:
  • いつ、どこで起こった?
  • どのような災害?
  • 被害の規模は?
  • 復旧・復興の状況は?
  • その後の災害対策は変わったか?
② 災害対策について、自由にディスカッションします。
  • 例:
  • 災害を未然に防ぐ方法はないか
  • 災害が起きたときに少しでも被害を軽くするためにできることはないか
  • 災害が起きたとき、自分や周囲の人の身を守るために何ができるか
  • 災害が起きる前に日頃から備えておけることはないか
  • よその国や地域で災害が起きたとき、自分に何ができるか
③ 考えたことをクラスメイトに伝えて意見交換する。

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デバラティ・グハ=サピール教授

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