たくさんの人たちと、フィールドワークとの出会い
大学でも、生物学を始めるきっかけを与えてくれた、生態学者のポール・エーリック教授や、植物生態学者のハロルド・ムーニー教授など素晴らしい先生たちとの出会いがありました。
「巨人の肩の上に立つ」という言葉があります。学問のあり方を示した言葉です。誰しも、たった一人で何かを成し遂げることはできません。「巨人の肩の上に立つ」ことで初めて先が見通せる……つまりたくさんの人たちが積み重ねてきた発見、研究、知見があればこそ、初めて新しい発見ができるということです。デイリー教授もまた、自分の役目はエーリック教授やムーニー教授、その他たくさんの研究者たちが築いてきた考え方をさらに発展させることだと自負しています。

「人口爆発」が地球環境に及ぼす影響について警鐘を鳴らしてきました。1999年ブループラネット賞受賞。今もデイリー教授のよき協力者です。

植物生態系が環境から受ける影響を示し、保全に力を尽くしてきました。2002年ブループラネット賞受賞。