そんなジャンゼンさんですが、大学に入るときには、生物ではなく土木工学を学ぼうと思ったこともあります。お金を稼ぐ手段として建設業で働き、生物のことは趣味として研究しようと思ったのです。ですが、生物を教える仕事に就けば職業と興味のあることを両立させられることに気づいて、最終的には生物学を学ぶことにしました。まず、ミネソタ大学で生物について、その後、カリフォルニア大学バークレー校で昆虫について学びました。
初めてコスタリカに行ったのは、学生時代のことでした。当時のコスタリカには、国土の半分に匹敵する広大な野生林が残っており、ジャンゼンさんは、森の中で研究を行えることに大いに意欲を掻き立てられたそうです。