シュクデフさんは、経済の原動力である企業をとても重要だと考えています。そして、気候や生態系など地球環境の悪化に限界がきていることを心配しています。10年後、20年後では遅い…2020年までにこの状況を変えなくてはいけない!これが「2020」の意味です。
シュクデフさんが「1920年型企業」と呼んでいるこれまでの企業は、自分のところさえ利益がでればいい、と考え、自然を損なうことも平気でした。そうではなく、これからの「2020年型企業」には、自然を大切にし、自分のところだけでなく、公的な利益を考える企業になってほしい、そういう企業が増えれば、社会は変わる、ということを、この本でシュクデフさんは訴えています。