その後も治療を続けていましたが、様々な障害が出てきたことから14歳頃には左腕を切除するというつらい決断をしました。切除が絶対に必要だったわけではありません。ですが、デイリーさんは見込みのない治療にこれ以上多大なエネルギーを費やすよりも、できることにエネルギーを差し向けようと決めたのです。この体験からデイリーさんは大事なことを学びました。それは、「この世には不可能なことがあるという事実を認め、可能性のあることにエネルギーを注ぐべきだ」ということです。自分ができることに精いっぱい取り組むことを学んだからこそ、その後の成功があるのかもしれません。