3. 持続可能な発展への道筋
「持続可能な発展」って、どうしたらわかるの?
さて、みなさんは、「持続可能な発展」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この考え方が広く知られるようになったのは1987年の「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」です。このとき、「持続可能な発展」とは「現在のニーズを満たすと同時に、将来世代が自身のニーズを満たす能力も損なうことのない発展」だと説明されました。かんたんにいうと、「今だけではなく、将来の人たちも、ずっと豊かでいられるような発展」です。とてもすてきな考え方ですね。
しかし、具体的にはどういうことなのでしょう。ある国が「持続可能な発展」をしていると、どうすればわかるのでしょうか。
それを知るためには、国の豊かさを正しく「はかる」ことが必要です。